「オペラ座の怪人」の感想とブロードウェイのチケットを安く購入する方法
どういうチケットの買い方をするか非常に悩みました。当たる確率は低いと分かりつつも、格安で良席で見られるというデジタルロッタリー(Digital Lottery)に挑戦してみたい…。金曜の夜ではありますが、超満員というほどの演目ではないので、ロッタリーにハズレても窓口で買えるということで、事前にチケットを購入しないことにしました。しかーし、作戦失敗…。ロッタリー総合サイトのようなところでは、オペラ座の怪人のロッタリーは15時受付開始と書かれている一方、オペラ座の怪人のサイトのロッタリーのページでは、午前7時から9時が受付と書かれていました。前者を信じてしまったら、後者(午前7時から9時受付)が正解だったようです…。気づいたときには、時すでに遅し…。
それで開演30分前に劇場の窓口に行って直接購入することにしました。当日だと安くチケットが買えるという情報があったし、telechargeやTKTSで買うと手数料を取られるのに対し、劇場窓口では手数料を取られないと聞いていたので。実際、友人は、$55のチケットをtelechargeで購入しましたが、手数料やなんやらで結局$70くらいになりました。
窓口で、最初、$120くらいの席をオファーされたけど、"Cheap ticket, please."と言ったら安いチケットを出してくれました。どんな席か分からないままチケットを受け取り席に向かうと、その席はバルコニー席でした。バルコニー席って、劇場二階の両側からせり出したバルコニーに設けられた席のこと。オペラ座の怪人に出てくるラウルも座った席で、素敵な席かと思ったらダメな席でした…。私が時間ギリギリに行ったのがそもそもの原因。そのバルコニー席は椅子を持ってきて6人で座る設定だったが、先に来ていた5人がいい感じで収まっていました。手前に座っていた二人が椅子をずらしてくれて、私の椅子半分をなんとかねじ込ませてもらいましたが、本来のポジションではないため、舞台の手前側が見切れている…。きちんと6人が均等に収まっていれば、顔をバルコニーから多少乗り出して、見切れずに済んだかもしれません。英語ができれば先に座っていた5人全員に声をかけて「もうちょっとずれて下さい。」とお願いもできたけど…。ねじ込ませてもらった手前、両側の二人にも遠慮するしで疲れた…。そもそも、私を案内して、椅子を持ってきてくれたスタッフが他の人にちゃんと声をかけてくればよかったのに。反対サイドのバルコニーは、いい感じで6人が収まっていてうらやましかったです。まぁ、安い席だし、ギリギリに行ったし仕方がない。
帰宅後、バルコニー席がそもそもいくらだったのか、telechargeのサイトで確認しようとしたが、販売されていなかったです。バルコニー席は当日用の席なのかもしれないですね。休み時間に、2階席前方の端の席の見え具合を確認しましたが、端でも見切れさえしなければ全然イイ!真ん中でも端でもそんなに変わらないです。1階席の最前列の端だと、さすがに見切れそうですが…。今後、席を決めるときの参考になりました。到着翌日で、時差ボケによるうたた寝を心配したけど、ストーリーが分かっていることもあって、最後まで楽しめました。
※バーコードのついたチケットを持っていない場合は、一旦、窓口に行く必要がありますので、右側の列に並ぶように気を付けて下さい。窓口でチケットをもらったら、左側の列に並びなおさなくても、切符もぎの係員の横から入るのでOKと言われました。
ブロードウェイでの観劇と映画(2004年)との違い
良かった点
- もともとオペラの歌劇場を舞台としたストーリーなので、客席にいると、劇中の観客のような気分が味わえます。怪人が劇場の天井裏から歌うときも、頭上から声が聞こえてきてくるので、臨場感がありました。
- 映画ほど舞台セットが作りこめないだろうから、チープなセットなのかと思いましたが、舞台に奥行きがあり、思ったほどチープではなかったです。シャンデリアの豪華さは仕方ありませんね…。
残念だった点
- 声量のバランスが、映画ではちょうどいい具合に調整できるのでしょうけれど、生だとそうはいかないのでしょうね…。クリスティーヌの方が声量がある感じで、ファントムは上手いのですが、もうちょっと物足りなかったです。
「オペラ座の怪人」のチケットを安く購入する方法を総括
- Digital Lotteryの抽選-当選すれば、40ドルで良席で鑑賞できます♪(注意点を参照)
- TKTSのブース-20%〜50%オフ。開演2時間前でも購入できたという口コミもあったので、ある程度行列が短くなってから購入するのでも良いかもしれません。必ずしも、最初からすべての座席が解放されている訳ではないそうです。タイムズスクエア店は、当日券のみですが、サウスストリート・シーポート店とリンカーンセンター店では、当日券だけではなく、翌日の昼公演も販売していますし、行列が短いかもしれません。手数料は7ドルくらい。営業時間中にTKTSのサイトを開くと、販売演目と価格をチェックできます。
[ある日の販売演目]
- 劇場窓口-割引率を確認できませんでしたが、少なくとも、手数料がかからないという点でお得です。
- Today Tixアプリ-1ヶ月くらい前から見ていましたが、席によっては割引がありますが、定価と同じ席も多いです。手数料も20ドル近いです。TKTSの窓口の方が割引が大きいようです。スケジュールの都合で観劇できるかどうか当日にならないと分からない場合や、スケジュールがタイトで行列に並べない場合は、こちらがオススメです。
- Telecharge-公式の購入サイトです。定価ですが、座席指定ができるので、良席重視の場合は、こちらで購入するのが一番です。手数料が15ドル近くかかります。
- あっとニューヨーク-日本語で申し込める安心感があります。
デジタルロッタリー(Digital Lottery)の注意点
オペラ座の怪人のデジタルロッタリーの応募には、Twitter、Facebook、Instagramのいずれかのアカウントが必要です。他の演目は、アカウントなしで申し込めるものもあります。事前に、アカウントを使って、受付時間内にロッタリーの申し込みのところまで入ってみておくとよいと思います。
[オペラ座の怪人 デジタルロッタリーFAQページの概要]
- 受付時間は、AM7:01からAM9:00。
- チケットの枚数(恐らく2枚まで)選択して、"Enter"ボタンをクリック。
- マチネもソワレもAM 9:05に、ログインに使用したアドレス宛てに、お知らせメールが届く。
- 当選したら、AM11時までに購入手続きを済ませる。
- 公演の30分前に窓口でクレジットカードを提示して、チケットを受け取ることができる。
- 当選者には、オーケストラかメザンニ席が割り当てられる。
- 2人で申し込んで当選した場合、隣同士の席を割り当てられないかもしれない。